日本のワイナリーに行ってみよう!~いつもとは違ったワインの楽しみ方~

日本のワイナリーに行ってみよう!~いつもとは違ったワインの楽しみ方~

日本のワイナリーに行ってみよう!

みなさんはワイナリーを訪問したことはありますか?日本には、北海道から九州までなんと250を超えるワイナリーが存在しています。 日本ワインは年々品質が上がっており、近年では日本国内のみならず、世界からも注目を浴びるようになりました。 それに伴い、日本各地で「ワインツーリズム」と呼ばれる「ワインを中心とした観光産業」が盛んになり、ワイナリー巡りを趣味とするワイン愛好家も増えています。みなさんも一度、観光気分でワイナリーに足を運んでみてはいかがでしょうか? 今回は、ワイナリー見学初心者の方にもわかる、ワイナリー訪問の手順をお伝えします。

ワイナリー見学ではどんなことができるの??

いきなり、「ワイナリーを訪問しよう!」と言われても、実際にどんなことができるの?と疑問に思う方も多いと思います。まずは、ワイナリー見学でできることについて説明します。

ワイナリーの歴史を知る

それぞれのワイナリーには、設立から現在に至るまで、さまざまなストーリーがあります。大規模なワイナリーであれば、施設内にワイナリーの歴史を説明する展示コーナーが設置されていたり、ガイドツアーでガイドさんが歴史を説明してくれるので、ワイナリーについてより詳しく知ることができます。

ワインの造りの工程を学ぶ

多くのワイナリーツアーでは、ワイナリー施設内にある醸造施設を見学することができます。醸造所を見学しながら、ブドウがどのような工程を経てワインへと変化していくのか、その過程を目で見て学ぶことができます。

ワインの試飲

ワイナリーではいろいろな種類のワインの試飲をすることができます。無料の試飲コーナーを設置しているワイナリーもあれば、ワイナリーツアーのオプションとして有料、もしくは一部有料で試飲を提供しているワイナリーもあります。同じワイナリーのワインを数種類飲み比べすることができるので、そのワイナリーの味わいの個性や特徴を知ることができたり、自分の好みのワインを探し出すヒントになります。 お土産の購入 ワイナリーでは、ワイナリーのショップでしか買えない数量限定ワインやグッズを販売していることもあります。ワインだけでなく、ワイナリーのブドウを使用した加工品やブドウジュース、地域の特産品のお土産も販売している場合もあるので、友人や家族へのお土産も購入することができます。

レストランやカフェでの食事

大きなワイナリーであれば、施設内や施設周辺にレストランやカフェなどが併設されている場合があります。レストランやカフェでは、ワイナリーのワインと一緒に食事を楽しむことができたり、無料試飲では提供されていないワインを有料で楽しむことができます。

訪問するワイナリーの選び方

ワイナリー見学初心者の方はまず、ワイナリーツアーを実施していたり、ワイナリー自体が観光地化されているような、大手のワイナリーを訪問することをオススメします。 小規模ワイナリーでは、醸造家やオーナーの方が直々にお話をして施設内を見せてくれたりすることがあり、特別感のある見学ができるところが魅力です。 ただし、小規模ワイナリーでは普段は観光客を受け入れていない場合も多いので、見学を希望する場合は、事前に電話等で訪問が可能かどうか確認する必要があります。また観光客の受け入れをあまり想定していないため、ツアーの内容が決まっていないワイナリーも多いので、どちらかというと玄人向けのように感じます。 その一方で、大手のワイナリーは、ワイナリー自体が観光地化している場合が多く、観光客が楽しめるよう、ショップやレストランなどが併設されていたり、ツアーなども専門のスタッフが対応してくれます。事前の予約なしで当日飛び込みでも参加できたり、無料の試飲やおみやげショップが充実していたりと、初めての方でも気軽に訪問することができます。

行き先を決める

ワイナリーを訪問してみたい!と思ったら、まずは下調べが必要です。まずはどのワイナリーに訪問するか、候補をあげてみましょう。

①ワインから決める

自分が飲んだことがあるワインや、好きなワインがあれば、そのワインを造っているワイナリーを調べてみましょう。自分の好きなワインや知っているワインであれば、ワイナリーを訪問した際にも親近感を持って見学することができますよ。

②場所から決める

日本のワイナリーは、中心部よりも、ブドウ栽培ができる畑がある郊外にある場合がほとんどです。ですので、国内旅行での観光の一つとして、近くにあるワイナリーに訪問するのもおすすめです。私も県外に旅行に行く際は、近場にワイナリーがあるか事前に検索をして、アクセスできそうな場所であれば、観光を兼ねて訪問先の候補に入れるようにしています。 また、山梨や長野ではワインツーリズムが盛んで、多くのワイナリーが集まる人気エリア周辺では、一度に複数のワイナリーを巡ることもできます。

③有名ワイナリーから決める

流通量が多かったり、知名度が高い大手の有名ワイナリーであれば、積極的に観光客向けのツアーやサービスを実施している場合が多いです。初めての方であれば、ワイナリーの施設が観光地化されているような有名ワイナリーから訪問してみることがオススメです。

ワイナリー見学の手順

①ワイナリーのウェブサイトをチェック

興味があるワイナリーが見つかったら、実際にワイナリーに訪問可能かどうかを確認しましょう。まずはワイナリーの公式ウェブサイトをチェック。ワイナリーツアーなどを実施しているか調べてみましょう。

②アクセス方法を確認

ワイナリーはブドウを栽培できる畑のある土地、つまり、例外はありますが基本的には都心部から離れた地域に位置している場合が多いです。 ワイナリーまでどのくらいの時間がかかるのか、公共交通機関でアクセス可能なのか、車が必要かなどチェックして、現実的に訪問が可能かどうかを確認しましょう。 自家用車で向かう際は、運転手の方はお酒の試飲ができないので、誰が運転するか、喧嘩にならないように事前に決めておくことが重要です。お酒が飲めないけどワイナリー観光には興味があるという方にお願いするか、当日は飲めない分、お土産ワインを運転手以外のメンバーで折半して買ってあげるなど配慮が必要です。 どうしても全員飲みたい!という場合は、公共交通機関でアクセス可能なワイナリーを選ぶか、運転手付きのレンタカーを手配しましょう。ワインツーリズムが盛んな山梨県では、「ワインタクシー」と呼ばれる便利な交通サービスもあるので、タクシーで一日に複数のワイナリーを巡ることもできますよ。

③ツアーの条件・時間帯を確認する

ワイナリーによっては、決まった時間帯にワイナリーツアーを実施しているところもあれば、時間を設定せず、希望者がいれば都度実施、もしくは完全予約制で予約のある時間のみプライベートに実施しているワイナリーもあります。 ワイナリーに着いたのは良いけど、「次のワイナリーツアーが3時間後」「事前予約していなかったので参加できない」などとなってしまっては残念なので、あらかじめツアーの開始時間を確認しておいて、予約が必要であれば事前に予約を済ませておきましょう。 ワイナリーツアーは、無料で実施されている場合が多いですが、ワイナリーによっては、ワインの試飲が有料の場合や、異なる料金・内容で複数のツアーを実施しているワイナリーもあります。そのワイナリーがどのような料金体系のツアーを実施しているか事前にチェックしておくと安心です。

④ワイナリーに実際に訪問する

当日はツアーの時間に間に合うようにワイナリーに到着しましょう。 大手のワイナリーであれば、ツアーの前後でワイナリーの施設内を見学したり、ワイナリーのショップで試飲や買い物を楽しむことができるため、時間に余裕を持って到着するのが良いでしょう。 あとは、ワイナリー見学を思う存分楽しんでください!!

まとめ

日本には魅力的なワイナリーが沢山あります。ワインが好きで、ワインの世界をもっと知りたいという方はぜひ、日本のワイナリーに足を運んでみてくださいね。

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