死ぬまでに飲みたいワイン6選

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人生で1度は飲んでみたいというあこがれの的になるワインは、いろいろあります。今回は、数ある銘醸ワインのなかから、死ぬまでに飲みたいワインをご紹介します。

死ぬまでに飲みたいワイン

ゲーテは、「つまらないワインを飲むには、人生はあまりにも短すぎる」という言葉を残しています。

つまらないワインを飲んでいる暇はない、という意味でしょうが、おいしいワインも数多くあり、それらを一生の間にすべて飲むことはできません。たくさんある偉大なワインのなかから、ワイン・ファンが人生で1度は飲んでみたいワインを6つご紹介します。

ロマネ・コンティ

ワイン愛好家のあこがれナンバー・ワンのワインは、やはりロマネ・コンティ。

ロマネ・コンティは、フランスのブルゴーニュ地方ヴォーヌ・ロマネ村の特級畑(グラン・クリュ)から造られるピノ・ノワール種の赤ワインで、世界で最も高値で取引されるワインでもあります。

畑の広さはわずか1.8ヘクタールで、生産本数は毎年わずか6000本前後。その希少性も高値で取引される理由です。

ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴィギュエ / ミュジニー ヴィエーユ・ヴィーニュ

ロマネ・コンティは入手困難でしょうから、同じブルゴーニュ地方で、ワイン・ラヴァーの垂涎の的となっているワインをご紹介します。

ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエは、シャンボール・ミュジニーに位置するドメーヌで、ここは、ブルゴーニュで最も洗練されたワインを生み出す地といわれています。そのなかでも、最上級のドメーヌとして知られているのはドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ。その歴史は1450年まで遡り、現在のドメーヌ名のジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵が1925年に継承しました。

特級畑ミュジニーのワインは、樹齢25年以上のブドウしか使用されないという至極の逸品です。古樹は、地中深くのミネラル分を吸収することができ、それがブドウ本来の味わいを生かしたワインとなり、長い余韻を生み出すのです。緻密でありながらスケール感のある別格の味わい。絶対的存在感があり、じっくりと飲みたいワインです。

シャトー・ラフィット・ロートシルト

 

フランス、ボルドー・ワインの極みである五大シャトー。ボルドーのメドック地区のシャトーは、1級から5級まで格付けされていて、1級に位置しているのが五大シャトーです。

格付けがおこなわれたのは1855年のパリ万博。その時期、ボルドー・ワインはすでにイギリスで高い評判を得ていました。それに目を付けたナポレオン3世は、世界中の人々が訪れる万博の機会をとらえ、ボルドー・メドック地区の格付けを命じました。皇帝の命令を受け、取引価格とワイン仲買人の評判に基づいて格付けされたのです。そのときに、最も取引価格が高かったシャトー・ラフィットは、1級の筆頭と称されました。ボルドーの真髄ともいえる気品ある味わいは、現在でも五大シャトーのトップとして君臨し続けています。

ラフィットの名は、「小高い丘」を意味する「ラ・イット」に由来し、13世紀の文献にその存在が記されています。その後、1670年から1784年まで、ボルドーの有力者であるニコラス・ド・セギュール氏とその息子が所有していました。

18世紀、ルイ15世の時代には、このワインはヴェルサイユ宮殿の晩餐会にも頻繁に登場し、「王のワイン」と呼ばれていました。

1868年、ジェームズ・ロスチャイルド男爵がこのシャトーを購入し、その名称は「シャトー・ラフィット・ロートシルト」と改名されました。

ワインの味わいは、気品に加え、凝縮感やタンニンも豊富。飲み頃までには10年以上を擁しますので、ぜひ熟成させてボルドーの究極の味わいをお楽しみください。

シャトー・ムートン・ロートシルト

五大シャトーは、1855年の格付けの時点では、「シャトー・ラフィット・ロートシルト」、「シャトー・オー・ブリオン」、「シャトー・ラトゥール」、「シャトー・マルゴー」の4シャトーでした。それが、1973年にシャトー・ムートン・ロートシルトが1級に昇格したことで、五大シャトーとなったのです。

1855年の格付けでは2級だったシャトー・ムートン・ロートシルトは、「第1級たり得ず、第2級を肯んぜず、我はムートンなり(1級になることはできないが2級には甘んじることはできない。ムートンはムートンなり)」と言い、さらに、1級に昇格した際「われ1級になりぬ、かつて2級なりき、されどムートンは昔も今も変わらず」と言ったことで有名です。後者のセリフを放ったバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド男爵は、ワインの歴史に大きな影響を与えたことでも知られています。まず、中間業者による瓶詰制度を廃止し、シャトー元詰めを始めました。今では当たり前のことですが、それによりワインの品質は飛躍的に向上しました。また、ブドウが不作のときに、廉価版の「ムートン・カデ」を生み出して大成功し、セカンドワインのはしりとなりました。

シャトー・ムートン・ロートシルトは、1945年以降、ヴィンテージごとにアーティストによるエチケットを作っていて、コレクションとしても人気を博しています。1958年のダリ、1973年のピカソなど、毎年変わるエチケットは、芸術作品としてワイン・フリークを魅了し続けています。

オーパス・ワン / オーパス・ワン

最高級のカリフォルニアワインとしてワイン愛好家を惹きつけているオーパス・ワン。

上で紹介したシャトー・ムートン・ロートシルトのフィリップ・ド・ロスチャイルド男爵と、カリフォルニアワイン界の巨匠ロバート・モンダヴィ氏のコラボレーションで生まれたワインです。

この2人により1978年にオーパス・ワン・ワイナリーが設立され、1979年ヴィンテージと1980年ヴィンテージが、1984年にファーストリリースされました。

残念ながら2人はこの世を去ってしまいましたが、「ボルドーの伝統的ワインメイキングを尊重し、カリフォルニアの豊穣なテロワールを活かし、唯一の最高品質のワインを造る」という彼らの想いは受け継がれています。たゆまぬ努力は続けられ、オーパス・ワンはさらに洗練され、進歩しています。また、ビオディナミとオーガニックの栽培方法の取り組みもおこなわれています。

高品質で唯一無二のワイン。オーパス・ワンがカリフォルニアワインの知名度を高めたといってよいでしょう。

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ボルドーとカリフォルニアの完璧な融合、そして最高かつ唯一の存在へ ボルドー・メドック格付け第一級、シャトー・ムートン・ロ…

テヌータ・デル・オルネッライア / マッセト

マッセートは、イタリアのオルネッライアが造るメルロ100%の伝説的ワインです。

オルネッライアは、サッシカイア、グラッタマッコと並び、「三大ボルゲリ」と呼ばれ、トスカーナ州ボルゲリ地方のワイナリー。1981年に名門アンティノリ家のロドヴィコ・アンティノリ氏によって設立されました。ボルゲリは、ボルドーに類似した土壌だったことから、フランス品種であるカベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン、メルロの栽培に適しています。現在は、名門フレスコバルディ家のテヌータ・ディ・トスカーナの傘下となっています。最新の醸造設備を完備し、丁寧にワイン造りをおこなっています。

濃密な果実味と美しい酸、なめらかなタンニン、ビロードのような口当たり。甘美で官能的な味わいは、常にワイン好きを熱狂させています。

イタリア最上のエレガンスを感じることができるワインです。

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伝説的な生産者、オルネライアが手掛ける イタリア最高峰のメルロ。 色・タイプ 赤/フルボディ/辛口 品種 メルロ100%…

まとめ

短い人生!大切な記念日や特別な日に、いつかは飲みたいあこがれワインを、ぜひ手にとってみてください。

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