白ワインと合わせる料理と食材とは?おすすめを解説

白ワインと合わせる料理と食材とは?おすすめを解説

前回は、赤ワインと合わせる料理について解説しました。 とっておきの赤ワインと美味しい料理があれば、最高のマリアージュが体感できるでしょう。 赤ワインと同じく、白ワインにも合わせるべき料理・食材が存在します。 赤ワインとまったく違う性質を持っている白ワインは、やはり合わせるべき料理も変化してくるもの。 とはいえ、赤ワインと比較すればサブルートである白ワインの料理について、詳しく知らない人も多いでしょう。 本記事では、白ワインと合わせるのにおすすめできる料理・食材について解説しています。 白ワインを入手する予定があれば、ぜひ参考にしてください。

コンビニでもOK白ワインと合う料理とは

白ワインは、さまざまな食材と料理に対して相性を示します。 下記では、まず白ワインと合わせられる食材について解説します。 ちなみに、いずれもコンビニやスーパーで簡単に入手できるものばかり。 そして白ワインはコンビニやスーパーでも売っているので、セットで買っていってもよいかもしれません。

チーズ

白ワインといえば、やはりチーズは欠かせません。 定番中の定番ですが、間違いない相性を発揮してくれるでしょう。 チーズの種類としては、
  • モッツァレラチーズ
  • ブルーチーズ
  • カマンベールチーズ
  • ゴーダチーズ
などがおすすめ。 基本的にはチーズならなんでも合うので、自分の好きなものを選ぶスタンスでもかまいません。

サラダ

さっぱりとした味わいの白ワインは、野菜との相性にすぐれています。 よって、さまざまなジャンルのサラダとも相性を発揮。 サラダと白ワインを合わせるときは、ドレッシングに注目しましょう。 ゴマドレッシングなど、濃厚なものであれば辛口の白ワインがおすすめ。 オリーブオイルや青じそなどであれば、マイルドな味わいのものがよいでしょう。

カットフルーツ

カットフルーツなら、気軽に白ワインとのマリアージュを楽しめます。 ほとんどのフルーツは、白ワインとともに楽しめるでしょう。 オレンジやグレープフルーツなどの酸味があるものは、同じく酸味にすぐれた白ワインをおすすめします。 アップルやマンゴーなど糖度が高いものであれば、甘味のある白ワインがフィットするでしょう。

揚げ物

コンビニやスーパーで売られているお惣菜の揚げ物と合わせるのもよいでしょう。 基本的に何の揚げ物でも構いませんが、できれば海産物のものがおすすめ。 カキやエビ、イカなどであれば、抜群の相性を体感できるでしょう。 揚げ物自体が濃厚なので、白ワインはすっきりとしていてキレのある辛口がおすすめ。 ちなみにフライではなく、天ぷらでもかまいません。 もし、カマンベールチーズコロッケのようなものがあれば最高です。

缶詰

缶詰があれば、かなり本格的に白ワインを楽しめます。 白ワインと合わせるのであれば、魚や貝、鶏肉のものがおすすめ。 オイルサーディンなど、スパニッシュなものを合わせてよいでしょう。 また、意外にも焼き鳥の缶詰などもフィットします。 基本的にやや辛口の白ワインと合わせるのがベスト。

パスタ

食材、とは少し違うかもしれませんが、パスタと白ワインは常に最高な組み合わせです。 中でも、海産物が使われたパスタはおすすめ。 コンビニやスーパーでは、いくらでもパスタが販売されています。 白ワインとフィットしそうなパスタがないか、チェックしてみるとよいでしょう。

生ハム

シンプルな味付けの生ハムであれば、白ワインと合わせることが可能です。 生ハムの濃厚な味わいと、白ワインのさっぱりとした味わいは最高の組み合わせと言えるでしょう。 生ハムにチーズやフルーツを合わせるのもよいでしょう。

スイーツ

コンビニスイーツと白ワインは、黄金の組み合わせだと言っても良いでしょう。 基本的に何のスイーツでも合いますが、チーズタルトやガトーショコラあたりはおすすめ。 そして、フルーティーで甘口な白ワインをあわせるのが基本です。 ところで、最近のコンビニスイーツはとてつもなく進化しています。 中には、その辺のパティスリーさえも凌駕してしまうスイーツだってあります。 わざわざケーキ屋に行かなくても、素晴らしいマリアージュを楽しめるでしょう。

白ワインと合うおすすめ料理

上記では、白ワインと手軽に合わせられる食材を解説しました。 コンビニやスーパーで手に入るものでも、白ワインとのマリアージュは楽しめるでしょう。 レストランに行く、あるいは調理する手間をかけてもよいといったことであれば、以下のような料理もおすすめ。 より本格的に楽しみたいのであれば、ぜひとも試してもらいところです。

ペペロンチーノ

オリーブオイルと唐辛子が使われたペペロンチーノは、白ワインと実によくマッチします。 ピリッとした味わいとオリーブの香り、そしてそれをリフレッシュしてくれる白ワインという形で組み合わさり、理想的なバランスです。 野菜をふんだんに使ったものであれば、それらの香りもより引き立てられます。 作るのも簡単なので、機会があればぜひとも試してもらいたい組み合わせです。

アクアパッツァ

続いても、パスタからご紹介します。 アクアパッツァとは、一言で言えば「魚介と野菜をふんだんに使ったスープパスタ」です。 白ワインと海産物は相性がよいと、聞いたことがある人も多いでしょう。 中でもアクアパッツァと組み合わせは、定番中の定番。 やや辛口な白ワインがあれば、魚の旨味はグッと引き立てられます。 アンチョビやケイパーが入っているのも、白ワインとの相性を高めています。

クラムチャウダー

クラムチャウダーも、定番中の定番だと言えるでしょう。 日本人好みの味付けなので、たいていの人は食したことがあるはずです。 ミルキーなクラムチャウダーと、辛口な白ワインとの組み合わせは素晴らしいもの。 温かさと冷たさによる温度差をたっぷりと楽しめるのもポイントです。

鯛のカルパッチョ

先ほども触れたとおり海産物と相性のよい白ワインですが、鯛のカルパッチョは最高の相手だと言えるでしょう。 さっぱりとした鯛の旨味と甘味、そして白ワインの切れ味は、食体験を引き締めてくれます。 とても優雅な気分に浸れる組み合わせだと言えるでしょう。

鮭のムニエル

ムニエルと白ワインの組み合わせが優れていることには、多くの人がなんとなくイメージを持っているのではないでしょうか? 中でも鮭のムニエルとは、白ワインのパートナーとしては鉄板中の鉄板です。 特にバターやタルタルソースが添えられた鮭のムニエルは、ぜひとも白ワインとともに食したいところ。 豊潤な香りとフルーティさを持ち合わせている白ワインを合わせるのがおすすめです。

ジャーマンポテト

ガーリックの風味が強いジャーマンポテトは、白ワインと抜群のマリアージュを見せてくれます。 また、マヨネーズやベーコンも、白ワインと組み合わせることで輝ける食材です。 ジャーマンポテトはややこってりしているので、すっきりとした辛口白ワインがあればベストでしょう

お刺身

白ワインの面白いところは、和食であるお刺身にもフィットしてくれるところ。 やはり海産物と白ワインは、料理の国籍を問わず好相性だと言えます。 また、魚の種類もさほど問われません。 ただ、タイやサワラなど、白身の魚と合わせられることが多いようです。 お刺身と合わせるときは、基本的には辛口のものがおすすめ。

サンドイッチ

軽い食感のサンドイッチは、白ワインと合わせればより優雅に楽しめます。 サンドイッチと白ワインを合わせるときは、「何をサンドしているか」という点に注目。 ハムやコロッケ、チキンなどであれば、辛口の白ワインがよいでしょう。 キュウリなどのヘルシーなサンドイッチなら、少しだけ辛口の白ワインを合わせます。

杏仁豆腐

デザートであれば、杏仁豆腐をおすすめします。 ミルキーかつ濃厚な味わいは、白ワインと共に食すことでさらに美味しくなるでしょう。 合わせる白ワインは、できるだけ甘口のものにしておきたいところ。 ちなみに白ワインゼリーを杏仁豆腐の上にトッピングするなど、ひと工夫ある楽しみ方も考えられます。

<価格帯別>おすすめの白ワインはどれ?

続いて、おすすめの白ワインについて解説します。 ぜひとも下記のワインを、上記の食材・料理と合わせてみてください。

<1,000円以下> 

バロン フィリップ ド ロスチャイルド/ ムートン カデ ブラン [2021] 375ml・白ワイン ハーフボトル

柑橘系のアロマと、やさしくシルキーなアタック感が持ち味なワイン。 ボルドーワインらしく、気品あふれるさわやかさと、ほのかな酸味も持ち合わせていますい。 1,000円にも満たない価格ではあり得ないほどハイクオリティに仕上がっています。

<3,000円台>

ラ スピネッタ/ パッシート オーロ

黄金色のカラーが美しい、甘口白ワイン。 やや濃厚な甘味と、フルーツとフラワーの香りが非常に魅力的な仕上がりです。

<5,000円台>

シャトー ド ピュリニー モンラッシェ/ モンテリー プルミエ クリュ レ デュレス ブラン2016

キリっとしたアロマと、均整の取れた香りと味わいが魅力的な一本。 弾けるようなミネラル感が、爽やかな体験をもたらします。

まとめ

白ワインと食材・料理とのマリアージュについては、何百年前から研究されてきました。 やはりその歴史は間違っておらず、上記のような食材・料理とは素晴らしい相性を示します。 また、白ワインは合わせられる食材と料理が幅広いのもメリットです。 どんな場面でも、白ワインは食事に花を添えてくれるでしょう。 また、いまだ発見されていない合わせ方があるのかもしれません。 いろいろな料理を試して、自分だけの合わせ方を見つけるのも面白いでしょう。

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