日本人はやっぱり日本料理! 和食に合うワイン

日本人はやっぱり日本料理! 和食に合うワイン
フランス料理もイタリア料理もおいしいけど、日本人はやっぱり日本料理!家庭では、和食を食べる頻度が圧倒的に高いのではないでしょうか。和食を食べると心もなごみ、ほっとして、体が休まります。そんな日常食べる和食にワインを合わせれば、毎日の食卓が華やかに、そして食事もますますおいしくなります。今回は、和食に合うワインをご紹介します。

和食に合うワイン

ご存知の通り、「和食」は世界無形文化遺産に登録され、脚光をあびています。季節の食材を使い、素材の味を生かした和食は、ワインにも合うと注目され、和食とワインのペアリングがトレンドとなっています。日本料理レストランでも、ワインを置いているところは珍しくなくなりました。また、家庭では、もっと気軽に和食とワインのペアリングを楽しむことができます。 和食は、多様な食材を使い、味わいも多岐に渡るため、料理に合わせたワイン選びが必要です。ここでは、和食の代表的な料理とそれらに合うワインをピックアップします。

お刺身に合うおすすめワイン

和食の最大の特徴のひとつは、魚を生で食べること。お刺身は、日本人には欠かせません。 お刺身には、フレッシュな味わいのイタリアの白ワインがぴったりです。イタリアは三方が海で囲まれ、海に近いところでは生の魚であるカルパッチョが食されます。新鮮な生の魚に、いきいきとした白ワインを合わせれば、料理もワインもますますおいしく食べることができるでしょう。

サン ミケーレ アッピアーノ/ メロール シャルドネ アルト アディジェ

サン・ミケーレ・アッピアーノは、イタリア最北のトレンティーノ・アルトアディジェ州のワイン協同組合です。トレンティーノ・アルトアディジェ州では、協同組合が発達していて、行き届いたブドウの品質管理がおこなわれています。サン・ミケーレ・アッピアーノは、その中でも実力ある協同組合として知られています。 メロール・シャルドネ・アルト・アディジェは、選りすぐりのブドウをセレクトした「セレッツィオーネ」シリーズ。このシャルドネは、リンゴやメロンの香りがあり、やわらかな口当たりです。

肉じゃがに合うワイン

和食になくてはならない醤油。醤油味は、日本人の真髄です。醤油味の家庭の味といえば、肉じゃが。ときどき食べたくなる温かみのあるお惣菜です。じつは、醤油味とブルゴーニュのピノ・ノワールは合うといわれています。なめらかなタンニンとやわらかい酸味のバランスがよいワインで、出汁や醤油と相性バツグンです。

 まだ試していないかたは、ぜひトライしてみてください。

ラ ジブリオット ブルゴーニュ ルージュ 

ラ・ジブリオットは、ジュヴレ・シャンベルタン最高峰生産者クロード・デュガの子どもたちが手がけるネゴシアンです。このブルゴーニュ・ルージュは、みずみずしいベリー系の果実の香りがあふれ、それが口の中でも感じられる芳醇なピノ・ノワール種のワインです。

ブリ大根に合うワイン

出汁と醤油がしみ込んだブリ大根は、家庭でも人気のメニュー。脂ののったブリとじわーっとくる旨味に合わせるには、アロマ豊かなロゼがおすすめです。

 ロゼには、繊細なタンニンがあり、フレッシュな口当たり、あふれるような果実味が、ブリ大根と好相性。地味な色のブリ大根に、ロゼの美しい色も華を添えてくれます。

シャトー レ トロワ クロワ/ ロゼ

シャトー・レ・トロワ・クロワは、フランス、ボルドー地方のフロンサック地区に位置するシャトー。五大シャトーのひとつであるシャトー・ムートン・ロートシルトの元最高醸造責任者パトリック・レオン氏が手掛けています。 バラの花びらのような色調のロゼは、イチゴのアロマがふんだんに感じられます。繊細なタンニンがあり、まろやかな味わいです。

シャトー レ トロワ クロワ ロゼ [2021] 750ml・ロゼ

魚の西京焼きに合うワイン

味噌も和食には欠かせない調味料です。米麹を使った西京味噌に酒やみりんを加え、それに魚を漬け込んで焼いた西京焼きは、上品な甘味があります。そんな香り高い西京焼きと合わせたいのは、イタリアの白ワイン、ソアーヴェです。ソアーヴェは、柑橘系の果実の香りとハーブのニュアンスがあり、さわやかでフルーティーな味わい。西京焼きの魚の旨味にバランスよくマッチします。

ファットリ/ ソアーヴェ クラッシコ ルンカリス

ファットリは、イタリア、ヴェネト州のソアーヴェ村でビオロジック農法をおこなっている造り手です。ガルガーネガ種100%のソアーヴェ・クラッシコ・ルンカリスは、豊富なミネラル感があります。さっぱりしていながら上品さのある白ワインです。

ファットリ ソアーヴェ クラッシコ ルンカリス [2022] 750ml・白

焼き鳥に合うワイン

日本食の定番である焼き鳥。香ばしく、食欲もそそります。タレでも塩でも合わせることができるワインがロゼです。特に、スペインのロゼはボディーがしっかりとしていて、鶏肉にうってつけです。

 グランデ ビニョス イ ビニェードス/ モナステリオ デ ラス ビーニャス ガルナッチャ ロゼ

グランデ・ビニョス・イ・ビニェードスは、スペイン、アラゴン州最大のワイン協同組合です。ガルナッチャ種100%のロゼは、イチゴの香りが広がり、さわやかな味わいです。

グランデ ビニョス イ ビニェードス モナステリオ デ ラス ビーニャス ガルナッチャ ロゼ [2021] 750ml・ロゼ

豚肉の生姜焼きに合うワイン

おかずの定番である豚肉の生姜焼きはみんな大好き!ごはんと食べるイメージがありますが、豚肉の脂と生姜の風味は、じつはワインに非常に合います。

 ドイツ人は、名産の豚肉ソーセージと同じく名産のリースリング種を合わせていますので、それをお手本にリースリングを合わせてみましょう。

アニーズ レイン/ リースリング

アニーズ・レインは、オーストラリアのクレア・ヴァレーに位置するワイナリー。ここは、リースリングの産地として知られています。このリースリングは、ライムの香り、そして、生姜のニュアンスがあります。レモングラスやコリアンダーなどのハーブやスパイス香が感じられ、コクもあるワインです。

アニーズ レイン リースリング [2022] 750ml 白

豆腐料理に合うワイン

豆腐は、日本人にとって、季節に関係なく毎日食べるといっていいほど、なじみのある食品です。豆腐を使った料理は数知れず。

 豆腐はヘルシーで、世界でも注目されている食品でもあります。 淡泊な味わいの豆腐には、品がありバランスのよいボルドーの白ワインを合わせてみましょう。 豆腐もワインも繊細な味わいで、お互いが寄り添ってくれます。

ドメーヌ バロン ド ロートシルト/ボルドー レゼルブ スペシアル ブラン

ドメーヌ・バロン・ド・ロートシルトは、フランス、ボルドーのラフィットグループによってつくられたブドウでワインを生産しています。 ボルドー・レゼルブ・スペシアル・ブランは、ソーヴィニヨン・ブランとセミヨンのブレンドで、柑橘系の果実の香りはフレッシュ。ボルドーの味わいを気軽に楽しむことができる白ワインです。

寿司に合うワイン

日本料理といえば、寿司なくして語ることはできません。そんな日本を代表する料理のひとつ、寿司と合わせたいのは、優美なシャンパーニュです。

 しなやかな口当たりとやわらかでエレガントな味わいのシャンパーニュは、寿司の幅広い新鮮なネタに合わせることができ、すし飯とも好相性です。

ギィ ド サンフラヴィー ブリュット

名門ギガル社がプロデュースするギィ・ド・サンフラヴィー。コストパフォーマンスがよく、リピート率も高いシャンパーニュです。上品な泡立ちで、フレッシュな果実味が感じられ、バランスのいい味わいです。

ギィ ド サンフラヴィー ブリュット [NV] 750ml・白泡 《シャンパーニュ》

まとめ

毎日の和食に、ワインを取り入れると食事が豊かになります。日本酒もおいしいですが、ワインもぜひ和食と合わせて楽しんでみてください。

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